PowerPointのスライドから縦長の動画を作成する方法
(PowerPoint to Blu-ray)
Leawoサポートです。
サポートセンターに下記の質問がありました。
大型HDモニターで出力するために、PowerPointで作ったスライドショーを
高画質(HD画質)のwmvで出力したく、体験版をダウンロードして色々試してみたのですが、
縦長のスライド(57.16cm×101.6cm)から高画質設定のwmvに書き出す場合、
そのまま縦長の映像として書き出せるのでしょうか?
このお客様は、PowerPointで縦長のスライドを作成し、
高画質のWMV動画に変換をしたいというお問い合わせです。
デジタルサイネージやタブレット端末で、縦置きの再生機器が多く見られ、
縦長の動画需要が高まっています。
Flash を使うと、工数も必要ですし、コストもかかります。
PowerPointのスライドでしたら、お客様ご自身や営業マン自身が、
簡単に縦長スライドを作成でき、弊社ソフトにて動画に変換することができます。
このお客様の場合、スライドのサイズが特殊ですので、
完全に同じサイズの動画を作成することはできませんが、
かなり近いものでしたら、弊社
PowerPoint 動画変換ソフトで作成することが可能です。
ここでは、
PowerPoint to Blu-rayとPowerPoint2007を使って、
縦長動画の作成方法をご紹介します。
試用版の制限は
こちら>>
手順1 : PowerPointで縦長のスライドを作成します
①PowerPointの「デザイン」タブをクリックし、
「ページ設定」をクリックします。
②「ページ設定」画面が表示されます。
③「スライドのサイズ指定」を「ユーザー設定」にします。
④「印刷の向き」を「縦」に設定します。
④「幅:57.16㎝」「高さ:101.6㎝」に設定します。
「OK」ボタンをクリックします。
縦長のスライドになりました。
写真や文字を挿入し、スライドを作成してください。
手順2:PowerPoint to Blu-rayに取り込みます
「追加」ボタンをクリックしてください。
パソコンの中に保存されているPowerPointファイルを選択し、
「開く」ボタンをクリックします。
手順3 : 動画の設定を行います
「オプション」ボタンをクリックし、「ビデオファイルへの変換」を選択します。
手順4 : プロファイルの設定をします
①「プロファイル」のボックスをクリックし、「WMV動画」を選択します。
②ビデオサイズの設定を行いますので、「設定」ボタンをクリックしてください。
③「プロファイル」画面が表示されます。
ここで動画のサイズを設定します。
このお客様のお問い合わせでは、57.16㎝×101.6㎝のスライドです。
動画サイズの設定には、下記のルールがあります。
・単位に㎝は使えません。
・小数点の設定をすることはできません。
・ビデオサイズは、4の倍数で行うルールがあります。
・ビデオサイズの最大設定値は、2048×2048です。
上記のルールを元に、動画サイズの設定値を計算すると、
ビデオサイズ572×1016が、一番近い値となります。
では、実際に572×1016に設定してみましょう。

動画サイズの数値の部分は、マウスでクリックすると、入力可能な状態になります。
ここでは572×1016に設定をします。

さらに、大型HDモニターで出力を行うということなので、
画質を「高画質」に設定をします。

ここまで設定したら、画面右下の「決定」ボタンをクリックします。
手順5 : PowerPoint to Blu-rayの設定をします
PowerPoint to Blu-rayで、スライドサイズの設定を行います。
①「詳細設定」ボタンをクリックします。
②「詳細設定」画面が表示されます。

「スライドサイズ」タブを選択し、
「再生時はスライドの比率を固定して、画面調整」に、
チェックが入っていることを確認してください。
手順6 : 変換スタート!
①「コピー」ボタンをクリックします。
②「スタート」ボタンをクリックし、変換を開始します。
③下図は、出力した動画をWindowsMediaPlayerで再生した画面です。
縦長の動画に出力されました。
このように、お好みのサイズで簡単に動画を作成することが可能です!